一般精神科・心療内科外来

気分の落ち込みや
不安、不眠など、
お困りのことがある
皆さまへ

現代のストレス社会にあって精神疾患は、残念ながら誰しもが直面する可能性のある疾患です。ご自身、またはご家族の方が患ったとしてもそれは特殊なことではありません。また、患った方が弱いのではありません。人間は様々な問題に対しうまく適応し『自分本来の生活を取り戻す』力が備わっているにもかかわらず、様々な要因により、機能しなくなっているだけなのです。そんな時、自分だけで解決しようと思ってもうまくいきません。

当クリニックは、そうした『自分本来の生活を取り戻す』ための助けとなる身近な相談先となることを目標として診療を行っています。一人で抱えずお気軽にお話をお聞かせください。
当クリニックの「一般精神・心療内科外来」は各種保険適用、個人情報厳守で、皆さまをサポートいたします。

予約制になりますので、受診される方はお電話にて事前のご予約をお願いいたします。

こんな症状でお悩みではないですか?

  • 抑うつ気分ややる気の低下が続く
  • 強い不安やパニック発作が起こる
  • ストレスに対応できず気分が不安定になる
  • 眠れない、眠りが浅いなどの睡眠トラブル
  • 幻覚や妄想が現れることがある
  • 日常生活の動作や集中力が落ちる
  • 感情の起伏が激しくなる
  • 生きづらさやつらさを感じることがある

主な診療対象

うつ病、うつ状態

一日中気分がすぐれない、落ち込んでしまう、悲しい気持ちになって気が晴れない状態が何日も続いていると、うつ状態の可能性があります。うつ状態は気持ちだけでなく、食欲がなくなったり、眠れなくなったり、体のあちこちが痛くなるなどの体の症状を起こすこともあります。うつ病はうつ状態を来す代表的な病気ですが、うつ病でなくともうつ状態になることはあります。

不安障害、パニック障害

不安神経症とも言われます。不安な気持ちを常に感じていたり、普段なら気にならないようなことをずっと気にしてしまったりするなど、不適切な不安と緊張から、心身に不調を感じ、生活に支障があると、不安障害の可能性があります。特定の場所や状況になると極端に不安になって、倒れてしまうほどの動悸や息苦しさを感じてしまうパニック発作を起こすパニック障害という障害も、不安障害の一つです。

適応障害

我々の生活上のさまざまなことがストレスのもとになりますが、過度なストレスにさらされ続けた場合など、それにうまく適応できなくなり、心身の不調を来すことがあります。上述したようなうつ状態を来したり、不眠や食欲不振、自立神経の不調などの身体症状を認めることもあります。根本的には、ストレスのもとになっている状況を改善する必要がありますが、適応障害になるとそれを改善するための余力もなくなることがあり、適切な対症療法が必要になります。

睡眠障害

現代日本人は特に睡眠の質、量とも不十分になりやすく、生活習慣病や認知症のリスクになることも知られています。適切な睡眠がとれず、休養がとれないことから心身の疲労が蓄積してしまう状況が続いていると、睡眠障害の可能性があります。生活指導や睡眠衛生指導を行うことで改善できることもありますが、薬物療法が必要な状況もあります。近年は比較的依存性が低い睡眠薬も開発されています。また、睡眠時無呼吸症候群などの、身体要因から睡眠障害を来すことがあります。当院では睡眠時無呼吸症候群の検査も行っております。

統合失調症、妄想性障害

実際にはない音や人の話し声が聞こえたり、誰かが自分のことを付け回す、監視しているなどの思いに囚われてそれに振り回された行動をとってしまったり、物事への合理的な判断が行えなくなり生活に支障がでてくると、統合失調症の可能性があります。典型的には学童期や青年期に発症することが多く、人間関係や社会的なストレスが発症の契機になることがあります。妄想性障害はやや年齢が高くなってから発症することが多く、幻覚は目立たず比較的生活は普段どおりできるものの、強固な妄想が内在していることが特徴です。

こころの病気について

もっとこころの病気のことを知りたい方は、日本精神神経学会の「こころの病気について」のページもぜひご覧ください。わかりやすく解説されていますので、気になることがあれば参考にしてみてくださいね。

担当医挨拶

中島クリニック 院長

中島 啓介 Keisuke Nakajima

こんにちは。中島クリニック精神科担当医の中島啓介です。
今、現代に生きる我々は様々な問題に囲まれています。もともと人間にはそういったことに適応できる力が備わっていますが、時にそれがうまく機能しなくなることがあります。原因は様々ですが、それによって悩み、不安になり、落ち込み、出来ていたはずのことが出来なくなってしまいます。そんな時、自分だけで解決しようと思ってもうまくいきません。ぜひ、ご相談ください。メンタルヘルスの観点から、客観的なアドバイス、必要な薬物治療を選択し、適切なサポートを提供します。当クリニックの目的は、そうした『自分本来の生活を取り戻す』ための助けとなる身近な相談先となることです。

また、ご高齢の方は、「もの忘れ外来」「認知症外来」についても気軽にご相談ください。認知症の専門医としてアドバイスいたします。

精神科というと、「敷居が高い」「行きづらい」と感じる方も多いかもしれません。しかし、当院では医師をはじめ看護師やスタッフが心を込めて患者さまに寄り添い、温かく対応しております。どんな小さなことでも遠慮なくお話しください。どうしても精神科に行きづらいとお考えの場合は、まずは内科を受診してみてください。患者さまの状況に応じて、内科と精神科で適宜割り振り、連携しながら対応いたしますので、ご安心ください。あなたの心の健康を守る身近な相談先として、いつでもお待ちしています。

精神科の診療方針

01「自分本来の生活を取り戻す」ためのサポートをします。

02身近な精神科医療を目指します。

03もの忘れなどの不安のある方に、専門医の立場からアドバイスいたします。

当院での治療の実際

初診

まず、初診で症状やお困りの内容、生活状況や治療歴があればその詳細などを詳細にお聞きします。当院では、特に初診を重視しており、45分以上かけて診察を行っております。初診で概ねの診断(即座に診断が行えない場合もあります)、必要であれば追加の検査、治療方針の協議を行います。

再診(2回目以降)

おおまかな治療としては、主に疾患に即した精神療法、薬物療法、環境調整の指導を含めた生活指導を行うこととなります。疾患や患者さまの状況にもよりますが、初回からしばらくは、症状の確認や処方薬があっていることの確認のため、1〜2週間ごとに来院していただくことが多いです。
薬物療法については、一般的な向精神薬による薬物療法を中心に行います。また、不安や興奮、自律神経の失調症状にも有効なことがあり、向精神薬にはないメリットがあるため、漢方を併用することもあります。

精神疾患は身体疾患と相関することがしばしばあり、その際には内科受診をお勧めしています。
また、体のしびれ、頭痛などの痛み、動作の不調などについては、脳神経内科の受診を勧めることもあります。
患者さまの状況によっては、より積極的かつ安全な治療を行うため、入院治療を勧めることもあります。

受診について

当院は初診を含め、予約制です。まずは初診の申込みをお願いいたします。

以下から問診票をダウンロードしていただき、あらかじめ記入した上で初診時にお持ちいただくと受診の流れがスムーズになります。
なお、受診時当日の体調などをご記入いただく問診票もございますので、よろしくお願いいたします。

また、当院は「自立支援医療機関(精神通院医療)」の指定医療機関です。
詳しくは、受付または医師へご相談ください。

予約について

一般精神科・心療内科外来、脳神経内科、
もの忘れ外来、認知症外来は予約制です。
ご予約をご希望の方はお電話でお問い合わせください。

【電話受付時間】9:00~12:30 / 14:00~17:30
【休診日】火曜、日曜・祝祭日